SSブログ

上野原スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)最終章(VOL.1)~國夫さんを追悼する [昭和時代]

学生時代、アーネスト・ヘミングウエイの小説で、ニック少年が鱒釣りしながら川下りする短編小説を読むと小学生時代の夏休み山梨県上野原町で過ごした日々を思い出した。
山梨県北都留郡の旧上野原町(平成17年2月南都留郡秋山村と合併、上野原市となり消滅)には、自分の小学生時代(昭和30年代)親戚の家があって、子供は3男3女(実は親戚に1人養子に出していたので7人)だった。兄と同学年の一歳上の従兄(三男)國夫さんがインストラクターだった。毎日が楽しい冒険の日々だった。

《上野原で~國夫さんは左、右は兄》

上野原s33.8-1.JPG


そんな子供のころから兄弟のようにしていた従兄の國夫さんが、コロナ騒動の2020年2月末突然死していた。3月に入り連絡が取れないと騒ぎになり自宅マンションで発見されたのは3月5日だった。一人暮らしだった。死因や死亡日不明ながら26日に医者に行ったこともわかり、2月27日が亡くなった日とされた。1週間近く経過していた。ただただ残念で不憫だった。
......2020年4月11日 生まれ故郷の上野原に納骨………享年71...........

《ゴルフ好きだった國夫さん》

20111117白鳳CC_008.JPG



國夫さんは、現役の時はアフリカや中近東、そしてアジアに渡りトラックを売りまくっていたが、南アフリカやエチオピア、台湾などいたるところでゴルフを楽しんでいたようである。自分は同じ県内の近くに住んでいたので、たまに一緒にゴルフを楽しみ、お酒を呑みながら、海外の珍しい話の中にある物事の真理ともいうべき事柄をたくさん聞かせてもらった。数年前に脳梗塞で入院、リハビリで回復したが、その後は大好きだった、たばこは吸わなかったが、ゴルフや酒は続けたし、発想力のある話題も変わらなかった。
そんな國夫さんを偲び、自分なりに咀嚼、解釈した話を今後いくつか紹介していくこととする。

(VOL.1)「見た目が透明」というみせかけに騙されるな
國夫さんは、中近東に渡り、トラックを売りまくっていた若い頃、危険な目にも何度となく遭遇している。アフリカのある国でゴルフ場に行く途中、あろうことか呼び止めた警察官から頭に銃口を向けられ金品を要求されたこともあった。そんなスリリングな毎日、おのずと生き抜く知恵をつけていかなくてはならなかった。
水は人間の生存にとても大事だが、彼の言っていた究極の環境下の水の安全の確認方法は、「透き通っている」などという見た目ではなく、「蚊の幼虫、 ボウフラが泳いでいるか?」 だそうで、泳いでいれば一目で毒がないとわかるという。
リコール隠し等組織ぐるみの隠ぺいにより、いくら透明な綺麗な水に見せかけても、それこ そボウフラの住めない毒水のようなもので、いつかはューザーに災厄(さ いやく)を もたらし、裏切りが露見して、破たんに至るのである。


【関連記事】
■上野原スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)Ⅰ 
https://sodaxpiee.blog.ss-blog.jp/2017-01-16

◆上野原スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)Ⅱ~きんぎ岩アドベンチャー
https://sodaxpiee.blog.ss-blog.jp/2017-01-29

◆上野原スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)最終章(VOL.2)~アフリカ篇 
https://sodaxpiee.blog.ss-blog.jp/2020-04-20-1

◆上野原スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)-國夫さん故郷に帰る
https://sodaxpiee.blog.ss-blog.jp/2021-03-27