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われ1998 FIFAワールドカップに遭遇す [タイムスリップ]

あの日にタイムスリップ-われ1998 FIFAワールドカップに遭遇す-

1998年7月12日「1998 FIFAワールドカップ」で、フランスが、1978年大会のアルゼンチン以来20年ぶり史上7カ国目の初優勝を遂げた日、我々はフランスの雅叙園ホテルともいうべきニースプロムナード・デ・ザングレ沿いに建つHotel Negrescoに宿泊していた。まさに、あの時、あのジダン(Zinedine Yazid Zidane)が大活躍したフランス大会最後の日だ。

ワールドホテルグループには、ニース海岸のそばだから当然海岸側nice view roomを所望と同ホテルを早くから予約。しかし、海はちょっと見えるだけの誠にセコい部屋で、1泊5万円超、前の泊まり客が、「普段なら、こんな部屋の宿泊料金は2万円ぐらいだという」英文メモが、ドアの隙間に挿してあった。しかし、その人の怒る「ぼられた料金」より、われわれ日本人のそれは更に1万3千円以上高かった。ふーん?

さて、7月12日の夜、何やら海岸通りが騒然としている。真夜中も、わめき声や歓声、車のクラクションの音など喧しく、その日は明け方まで続いた。日本にも暴走族がいるが、海岸通りなので、そんなロケーションのホテルに泊まってしまった方が悪いと思い、諦めることにした。「何だろうね?」ここに泊まりたいと予約した同居人にも問いかけても分かろうはずはなく、わめいているフランス語は更にわからなかった。

★そう、サッカーには全く興味ない我々は、「フランスでワールドカップをやっていることを全く知らなかった」のである。しかも、日本代表初出場の大会だったらしい。それも全く知らなかった。
後から、考えればホテルもワールドカップ料金で、しかも各ホテルでは稼ぎ時、フランスじゅうぼっている真っただ中、更にニースで日本人は「歩く財布」と揶揄されている時に、世界で唯一宮殿が残る老舗高級ホテルHotel Negrescoに泊まっちゃったわけである。
知らないということは恐ろしい。
< Hotel Negresco-1998年当時>
2011年南仏の旅でニースに行ったとき見たら、既に改装されて趣も少し変わっていた。

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【正面ホール】

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【朝食をとったホテルレストラン-写真がないので絵ハガキで御容赦】

※ハム・卵 パン 3000円也(高い!)、実物は、色がところどころ剥げた木馬が天井からぶら下がっているし、メリーゴーランドの下で食事しているようで、もっと異様だった。朝食時なのに我々以外にお客は1組だけ。トホホ、帰るわけにもいかんし....(HPによると今はクラッシックで落ち着いたデザインのお店にリニューアルしたらしい。....残念?)
 
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<ニースプロムナード・デ・ザングレ-イギリス人の散歩道>

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<翌朝7月13日まで騒ぐフランス人サポーター?>

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<7月14日は、フランス革命記念日・・・パレード>

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【戦車、装甲車】
人類は、こんなもので、戦争しているのだから、誠にあきれる。怖い。

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《ニース関係》
◆Villa Ephrussi de Rothschild ニース ロスチャイルド邸に行くには..2011年8月 [南仏の旅]
https://sodaxpiee.blog.ss-blog.jp/2011-08-31

◆ニースサレヤ広場を描く~グワッシュ
https://sodaxpiee.blog.ss-blog.jp/2018-04-10

◆ネグレスコホテル(LE NEGRESCO HOTEL)を描いてみた~南仏ニース<1998年の夏>
https://sodaxpiee.blog.ss-blog.jp/2020-08-15