スナック天国（池袋）マスター白木康之さん（2016年4月15日没）を追悼する [青春会]
青春会御用達池袋のスナック天国（本ブログでは高級ＢＡＲ-Ｔと言っていた）のマスター白木康之さん（東京大井で1933年生まれ）が2016年4月15日朝亡くなった。池袋にスナック天国を開店したのは、1970年頃らしいが、その後まもなく青春会（現長老）のＨ師人さんが同店の客となった。自分も1976年か7年には、Ｈ師人さんに連れて行かれた。同店デビューの新人には、一見客のふりをして先に店に入るという「儀式」が科せられた。Ｈ師人さんに言わせると一見客にはマスターは無口になる（戸惑う）ので、それを後から常連が入って行って偶然新人に会ったかのような演技をしてからかうのがお約束の楽しみだった。お店にはＮ子さんというおっとりした癒し系の女性もいる。また、マスターも若い頃は話の歯切れも良く聞き上手だったので、お店の静かでゆるーい雰囲気がお客には居心地が大層良かった。だから、流しが来ても、会話の弾む落ち着いた店には不似合いなので、ただ追い払うのではなく、1000円なり2000円なり小遣いをやって立ち去ってもらっていた。そんなさりげなさもマスターの魅力だった。
前述、Ｈ師人さんがテニス倶楽部（青春会）メンバーのほか、大手印刷会社、マスコミ関係者など紹介、常連の医者、サラリーマンなどで活況を呈した時期もあった。しかし、ここ10年ぐらい前から青春会のメンバーの高齢化、現役リタイアが目立ってきたほか、宴会場も2012年以降はメンバーの過半を占めるようになった若い人達の本拠地の新橋中心に移って行った。自分も、リタイア後職場は東京から自宅に近い大宮となって、立ち寄る機会は激減していた。
店の状況とは裏腹に2015年には、Hanako FOR MEN（VOL.16 2015年8月5日：スナックおいでよ）、BRUTUS（2015年11月15日号：スナック大好き）など相次いで取材を受け名物マスターと取り上げられささやかながら脚光を浴びるようになった。
2015年11月27日久しぶりにマスターに会おうと青春会メンバーが天国開店前に隣の焼き鳥屋に集結した時には、マスターも張り切って店の掃除などしていた。しかし、開店を前に体調不良でギブアップ、主のいないお店で静かに飲み会を催さざるを得なかった。そして初めて、Ｎ子さんから実際は秋口から体調を崩し、店を閉めていることもしばしばだったということが明かされた。
そんな天国を励まそうと2016年に入り月例会を毎月催すこととなったが、結局1月22日1度だけカウンターにマスターが立ったものの、その後病院に入院4月15日帰らぬ人となった。きっと、白木マスターのことだからお世話になった年配のご婦人に決められて、逆らえず恥ずかしがっていたお店の名まえと同じ「天国」に召されて、今も頭をかきながら恥ずかしがっているかもしれない。
《ＢＡＲカウンターに佇む白木マスター 2011年》
□軽井沢テニス合宿に参加
ある夏の青春会軽井沢合宿（1980年代だったような？）にマスターとＮ子さんが参加した。マスターは特にテニスをやるわけではなく、民宿の浴衣を着て所在無げにしていたが、夜ＢＡＲカウンターに佇むニヒルなマスターしか記憶に無いので、快晴の軽井沢のテニスコートはいかにも場違いでおかしかったのを記憶している。
《若かりし頃の白木マスターとＮ子さん》
□傘寿の祝い
2013年2月8日（土曜日）、青春会では長年お世話になったマスターの傘寿（80歳：さんじゅ）を祝った。古参メンバーや別組の常連客も参加して、大昔のテレビ番組をもじり「3時（傘寿：さんじゅ）のあなた」を大合唱、まず、旅行にはいかないだろうと思いつつ旅行券を贈呈した。
《傘寿祝いの旅行券贈呈》
□2016年第1回天国月例会
マスターも元気とは言えなかったが、天国を励まそうと参集した青春会メンバーにＢＡＲカウンターに立つ勇姿を見せた。
《カウンターで》
《店の前で最後の写真》
2016年1月22日
さようなら、白木マスター、さようならスナック天国、そしてありがとう………
【関連記事】
◆Ｙ岸会長年頭所感と青春会記憶遺産 ＢＡＲ（スナック）Ｔ-月例会の実施
http://sodaxpiee.blog.so-net.ne.jp/2016-01-05
◆暖かくなごやかに催された第1回ＢＡＲ（スナック）Ｔ月例会で名物マスターも復活！
http://sodaxpiee.blog.so-net.ne.jp/2016-01-23
◆お達者老人"総活躍”青春会じゃねーのかよ？～青春会死ね！！！のブログが話題に？
http://sodaxpiee.blog.so-net.ne.jp/2016-03-15
◆夏季合宿日程決定と青春会の政界進出を発表！党名は「日本青春党」
http://sodaxpiee.blog.so-net.ne.jp/2016-03-19
◆「スナック天国（池袋）マスター白木康之さんを偲ぶ会」催される～7月7日
http://sodaxpiee.blog.so-net.ne.jp/2016-07-08
◆会長の「退任に向けたお言葉」無く失望感が漂う！～スナック天国 白木マスター墓参り～2016年8月11日
http://sodaxpiee.blog.so-net.ne.jp/2016-08-11
◆天国マスター白木康之さんの1周忌（青春会主催）催される。-東京マラソンのコースに影響か？
http://sodaxpiee.blog.so-net.ne.jp/2017-02-27
前述、Ｈ師人さんがテニス倶楽部（青春会）メンバーのほか、大手印刷会社、マスコミ関係者など紹介、常連の医者、サラリーマンなどで活況を呈した時期もあった。しかし、ここ10年ぐらい前から青春会のメンバーの高齢化、現役リタイアが目立ってきたほか、宴会場も2012年以降はメンバーの過半を占めるようになった若い人達の本拠地の新橋中心に移って行った。自分も、リタイア後職場は東京から自宅に近い大宮となって、立ち寄る機会は激減していた。
店の状況とは裏腹に2015年には、Hanako FOR MEN（VOL.16 2015年8月5日：スナックおいでよ）、BRUTUS（2015年11月15日号：スナック大好き）など相次いで取材を受け名物マスターと取り上げられささやかながら脚光を浴びるようになった。
2015年11月27日久しぶりにマスターに会おうと青春会メンバーが天国開店前に隣の焼き鳥屋に集結した時には、マスターも張り切って店の掃除などしていた。しかし、開店を前に体調不良でギブアップ、主のいないお店で静かに飲み会を催さざるを得なかった。そして初めて、Ｎ子さんから実際は秋口から体調を崩し、店を閉めていることもしばしばだったということが明かされた。
そんな天国を励まそうと2016年に入り月例会を毎月催すこととなったが、結局1月22日1度だけカウンターにマスターが立ったものの、その後病院に入院4月15日帰らぬ人となった。きっと、白木マスターのことだからお世話になった年配のご婦人に決められて、逆らえず恥ずかしがっていたお店の名まえと同じ「天国」に召されて、今も頭をかきながら恥ずかしがっているかもしれない。
《ＢＡＲカウンターに佇む白木マスター 2011年》
□軽井沢テニス合宿に参加
ある夏の青春会軽井沢合宿（1980年代だったような？）にマスターとＮ子さんが参加した。マスターは特にテニスをやるわけではなく、民宿の浴衣を着て所在無げにしていたが、夜ＢＡＲカウンターに佇むニヒルなマスターしか記憶に無いので、快晴の軽井沢のテニスコートはいかにも場違いでおかしかったのを記憶している。
《若かりし頃の白木マスターとＮ子さん》
□傘寿の祝い
2013年2月8日（土曜日）、青春会では長年お世話になったマスターの傘寿（80歳：さんじゅ）を祝った。古参メンバーや別組の常連客も参加して、大昔のテレビ番組をもじり「3時（傘寿：さんじゅ）のあなた」を大合唱、まず、旅行にはいかないだろうと思いつつ旅行券を贈呈した。
《傘寿祝いの旅行券贈呈》
□2016年第1回天国月例会
マスターも元気とは言えなかったが、天国を励まそうと参集した青春会メンバーにＢＡＲカウンターに立つ勇姿を見せた。
《カウンターで》
《店の前で最後の写真》
2016年1月22日
さようなら、白木マスター、さようならスナック天国、そしてありがとう………
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2016-04-16 11:43
