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迷宮のヴェネツィアで船を間違えて、国際映画祭で有名なリド島に行った~1994年8月 [タイムスリップ]

1994年8月末日ムラーノ島(vetro di Murano)のガラス工房に行きたいと同伴人が言うもので、サンマルコ広場近くの船乗り場から水上バスに乗った。しばらく、呑気に美しいベニスの眺めを満喫していたトンチンカン夫婦であった。

<サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会 (Santa Maria della Salute)>

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<ドゥカーレ宮殿 (Palazzo Ducale)>

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《定期船の迷宮》
なんか違う島だな? リド島(Lido di Venezia)に到着しちゃった アリャマ?......
10分ぐらいで着くはずのムラーノ島になかなか着かない。20分ぐらい経過して着いたと思ったら、何か違う...?
船着き場で聞いたら、どうやらリド島(Lido di Venezia)に到着したらしい。寂しそうな島だった。(映画祭の期間以外は観光客は少ないとのこと)気を取り直して、帰ろうと判断して、一旦下船し、滞在時間数分?そのまま本島に戻る定期船に乗って帰った。どうもリド島周回船だったようだ。

※リド島(Lido di Venezia)は、ヴェネツィア本島の東南にある長さ12kmの細長い島で、ヴェネツィア国際映画祭が開催されることでも有名。北野武は、HANA-BIで1997年第54回ヴェネツィア国際映画祭で、金獅子賞を受賞した。また、『ヴェニスに死す( Der Tod in Venedig)』は、ドイツの作家トーマス・マンの小説だが、リド島(Lido di Venezia)を舞台にした同名のビスコンティの映画でも有名だ。(もちろん後で、知ったのだが、映画を見て「あの時、ここ、行っちゃったんだ...」ととても感慨深かった)因みに映画「ヴェニスに死す」の舞台になったホテルは、ホテル デ バン ベニス リド リゾート(Hotel Des Bains, Venice Lido Resort)だそうな。

<リド島(Lido di Venezia)? 今となっては、わからん?>
後で写真をよく見ると、やはりリド島だったらしい。写真の向こうにホテル リヴィエラ(Hotel Riviera)★★★が見える。

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《帰路の迷宮》
帰りは、予約したINTER CITY(イタリアの新幹線?)に間にあう様に駅まで向かったが、案の定”迷宮のヴェネツィア”で迷子になった。更に、少し前を行く白人のカップルを、帰り路が分かっていると思いこみ後を着いて行ったら、彼らも路に迷っていたことが判明、4人で通りがかりの少年を捕まえて、案内してもらいようやく迷宮を抜け出した。
もちろん、予約したINTER CITYは、乗り遅れてしまい、ワールドワイドなトンチンカン夫婦は、混雑した電車を”はうはうの体”で宿のあるミラノまで帰ったのであった。


【関係ない記事】

◆なんちゃってヴェネチア~箱根ガラスの森美術館で~2014そんでもって箱根Ⅲ 
http://sodaxpiee.blog.so-net.ne.jp/2014-05-11-2