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目黒 雅叙園で [目黒散歩]

雅叙園は、何かと縁がある場所である。我が家では、何かイベントがあると雅叙園で催した。そういえば、両親の金婚式もやった。しかし、もう二人は、いない。2013年7月15日その両親を偲んで、また、雅叙園をおとずれた。

木造館時代の目黒雅叙園は、石川県出身の創業者・細川力蔵が、1928年(昭和3年)に東京・芝浦にある自邸を改築し、純日本式の料亭「芝浦雅叙園」を経営していたのが前身で、その後、東京府荏原郡目黒町大字下目黒字坂下耕地一帯(田舎だな...)および岩永省一邸の建造物を入手し、増改築を進めて1931年(昭和6年)に目黒に「目黒雅叙園」と名付けた料亭を開業したそうな。これは、日本国内最初の総合結婚式場でもあったようだ。

自分が、木造時代を知っているのは、昭和30年代、町内の子供みこしが、雅叙園中庭を休憩地とするのが恒例だったからだ。当時、雅叙園に泊まっているのは、外人さんが過半を占めていた。神輿が到着すると一斉に、窓からカメラの砲列だったのを記憶している。自分も外人で、日本を旅行していたらた撮影していただろう。

雅叙園は、1991年(平成3年)に全面改築された。百段階段(実際は99段)は残されたが、今は美術館になっている。なお、エレベーター壁面や室内に使われた螺鈿や漆による装飾は、韓国の漆芸家・全龍福(チョン・ヨンボク)によって新たに制作、もしくは修復された。雅叙園もいまは、ワタベウエディングの全額出資子会社らしい。

《百段階段に行くエレベーターで》
壁面は、螺鈿や漆による装飾が施されている。

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《天井の日本画》
朝丘雪路の御父君、日本画家の伊東深水などの作品もある。

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《平成25年7月15日に飾られていたオブジェ?》

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《レリーフ》

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