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朋(とも)あり遠方より来る、また楽しからずや [パレットクラブ]

A倉さんは律儀な人である。
大学を卒業して40数年経過しているが、学生時代所属した美術クラブ「パレットクラブ」の後輩で、いまだにお付き合いさせていただいている。彼は、愛知県豊橋市でナチュラリストの間で絶大な人気のある、今は消えゆきつつある伝統織物を苦心して細々と世に送り出している。
今回、上京にあたっても第一の目的は、ジャズのライブハウスに行くことだったが、その前に目黒五百羅漢寺に眠るわたくしの両親のお参りをしてくれるとのことであった。
わが父母もさぞや喜んだに違いない。
:学生時代のおんぼろ我が家(都営アパート)は、友人や後輩たちからはS田御殿などと揶揄されていた。仕送りが切れそうになると彼らは入れ替わり立ち替わり我が家に泊まりにきた。中には何泊も逗留する者もいた。一方、わが母も、嬉しそうに彼らの朝食を作ってふるまっていたのを記憶している。A倉さんも、そんな学生の一人だったが、卒業後も上京するたびわが実家に逗留して、父の死後、一人で暮らす母を喜ばしてくれた。

《ジャズライブを楽しむ》~8月14日
A倉さん、ご所望のジャズライブにご満悦

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(注)A倉さんは、某大学でゼミに入らなかった(入れなかった?)S田とK木氏が創設したS田・K木ゼミの第一期生である。その後続く者はいなかったが..奥は、同ゼミ成績トップ(まともに4年で大学を卒業した)のK木ゼミ長である。3人とも、各々苦心はしたのだろうけど、「結果オーライ」の人生になったような気がする。

《小江戸といわれる川越をご案内》 
何の気なしに氷川様の無料駐車場に滑り込み、ちょうど来たバスで一番街のはずれ辻の札で下車、適当に入ったおいしい蕎麦屋で昼食。その後も結果オーライ人生の二人はラッキーの連続であった。
さて、蔵の町というけど、町の作りがコンパクトで趣がある。時の鐘など、べたなものを見学、しまいにだれもいない道に迷い込み、我々以外に誰もいない素敵な喫茶店に行きついた。最後まで結果オーライ!

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<関係記事>
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【レクイエムrequiem】

◆奇妙な夢を見た
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