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1998年7月ポルトフィーノ(Portofino)に行った [タイムスリップ]

1998年7月15日喧噪のニースから、北イタリアの片田舎(当時)リヴィエラ (Riviera) のポルトフィーノ(Portofino)に移動しました。当時はポルトフィーノと言っても、「何処ですか?」と言う感じでありました。
国際列車でニースから、ポルトフィーノの玄関口サンタ・マルゲリータ・リグレ(Stazione di Santa Margherita Ligure-Portofino)に向かいました。駅弁(フランスパンのサンドイッチ 日本円180円ぐらい)を買って車中食したので数時間はかかったように思います。(因みに Santa Margherita Ligureは、ジェノバからは列車で約20分です。)

なお、ポルトフィーノ(Portofino)は、サンタ・マルゲリータ・リグレ(Stazione di Santa Margherita Ligure-Portofino)の対岸にあり、かつては入り江の奥にあるひっそりとした漁村だったそうですが、第2次大戦後に、ヨット遊びのリゾート地として急速に発展しました。高級別荘地としても有名とのことでしたが、維持するのが大変で、結構別荘が空きが有るとの地元情報を何方かにいただきました。別荘は買えないですがね......

宿泊先は Santa Margherita Ligureにあるグランド ホテル ミラマーレ (Grand Hotel Miramare)でした。2階の海が真正面に見えるベランダ付きの一番良い部屋でした。四つ星★ですが、当時はここら辺では一番の老舗高級ホテルで、客もどことなくお品が良く、ホテルマンとのやりとりみても常連が多かったように思いました。プールなどでパラソルをセットしてもらっていた老夫婦の、チップの渡し方もさりげなかったですね。初日はホテルで夕食をとったのですが、品の良い老夫婦や未亡人と思しきご婦人が、ちょっと日本では見かけない涼やかかつ高級そうな服を身にまとい食事をしていました。そんな光景を横目で見て興奮する奥さんを嗜めつつ、品位に欠ける唯一の日本人客夫婦は高級料理を緊張しながらもうまいうまいと食していました。
なお、翌晩からは地元客で賑わう、港の魚市場隣接のシーフードレストラン(ホテルの1/3ぐらいの料金でした)で、美しい海と夕日を眺めながら、名前がわからないけど店で一番高くておいしいワインと、同じく名前がわからないですが、地元客が頼んで運ばれてくるおいしそうな料理と同じものを持ってこさせて舌づつみを打ちました。.. ボーノ(Buono)!
※カジキマグロのオリーブオイルの酢漬け、スライストマトにカツオの塩辛?が添えてある料理、ムール貝てんこ盛りスープ、小蛸などのフリッタ、.....etc.

《ミラマーレホテルから明方の海の眺め》

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★ポルトフィーノ(Portofino) にはサンタ・マルゲリータ・リグレから船で15分。

《船上で》

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《ポルトフィーノ(Portofino)港》

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★入り江を挟んで街の向かい側の丘にはサン・ジョルジェ城があります。古い要塞を改築した19世紀の城で、美しいポルトフィーノの入り江と街並みを一望することができるということで、登ってみました。

《サン・ジョルジェ城からポルトフィーノ(Portofino)港を眺める》

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